資料詳細(表の下部に画像が表示されるまで時間がかかります)
項目 | 内容 |
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館コード | 現代産業科学館(SCIENCE AND INDUSTRY) |
分類コード | ST:工業・科学技術 |
資料番号 | 199303013 |
資料番号(枝番) | 00 |
資料名 | オレタチ |
資料名よみ | おれたち |
資料形態 | 実物 |
製作年等 | 1993 |
縦・奥行mm | 500 |
横・幅mm | 500 |
高mm | 1000 |
資料情報 | 細胞融合技術とは,異なった生物の細胞をそれぞれ取り出し,これらを融合させて1つの細胞にする技術をいいます。遺伝子組み替え技術が新たな物質の生産や特定の物質の増産をはかるのに優れているのに対して,細胞融合技術は複数の異なる遺伝情報をもつ雑種細胞を作り出すことができる点が特徴です。オレタチの細胞融合では,まず材料となる細胞としてカラタチの葉の細胞と,オレンジのめしべの中の胚珠を培養して得られた細胞を使います。これらの細胞には固い細胞壁があるため,酵素によって分解し,取り除き,この細胞壁を持たないプロトプラスト(直系0.02~0.05mm位)と呼ばれる裸の細胞を用いて細胞の融合を行います。実際の融合にはプロトプラスとのまざった水溶液を用いますが,プロトプラストの表面がマイナスの電気を帯びているため互いに反発しあい,自然にはほとんど融合しません。しかし,交流の電圧パルスを加えると細胞が互いに連結して,数珠のようになります。この状態のまま,直流パルスを加えると電気刺激を受けてプロトプラストどうしが融合していきます。この細胞を培養し,オレンジとカラタチ相互の特徴を持った新しい植物をつくり出します。 |